- かんじゅ
- I
かんじゅ【官儒】幕府や朝廷に仕える儒者。IIかんじゅ【官需】政府の需要。 また, その物。⇔ 民需IIIかんじゅ【巻数】(1)僧が願主の依頼で読誦(ドクジユ)した経典や陀羅尼(ダラニ)の目録や度数を記して願主に送る文書。 かんず。
「寺僧~を捧げて来たれり/太平記 6」
(2){(1)}にならって, 神官が中臣(ナカトミ)の祓(ハラエ)の回数を記して願主に送った札。IVかんじゅ【干珠】海に投げれば, 潮が干るという珠(タマ)。 しおひるたま。⇔ 満珠「竜宮城に宝とする~満珠を借り召さる/太平記 39」Vかんじゅ【感受】心で感じとること。VI「物の作用を~する精神の本体/善の研究(幾多郎)」
かんじゅ【漢儒】中国の儒者。 また, 一般に儒学者。VIIかんじゅ【甘受】甘んじて受け入れること。「あえて批判を~する」
〔本来は, 快く受け入れる意〕VIIIかんじゅ【紺珠】手でなでると記憶がよみがえるという紺色の玉。 唐の張説が持っていたという。IXかんじゅ【貫首・貫主】〔「かんしゅ」とも。 貫籍(カンジヤク)の筆頭人の意〕(1)最上位の人。「家の~として一門の間に楗(ケン)をおし開き/海道記」
(2)蔵人頭(クロウドノトウ)の別名。(3)天台座主(ザス)の別名。 のち各宗派の本山や諸大寺の管長の呼称。 管主(カンシユ)。 貫長。
Japanese explanatory dictionaries. 2013.